ほんのりとした甘さに、安心させてくれる優しい香り、そしてモチモチとした食感。今、東京に「タピオカドリンク」の再ブームが訪れています。渋谷、原宿、池袋といった若者の街はもちろん、銀座や丸の内など大人のエリアにも有名専門店が進出。店内でゆっくり食感を満喫する人もいれば、テイクアウトしてドリンクを手にウインドーショッピングや友人との会話を楽しむ姿も。台湾発祥の「タピオカドリンク」は今や世界中で飲まれていますが、人気が再燃している理由は何なのでしょうか。

■本格進出した人気店

 タピオカドリンクは、台湾から1990年頃に日本にやってきたと言われています。最初は甘いココナッツミルクに小さな粒々のタピオカを入れた「タピオカ入りココナッツミルク」が人気を博しましたが、1990年代後半からは日本人好みのミルクティーの甘さと、モチモチとした大きなタピオカが絶妙にからみ合う「
タピオカミルクティー」がヒット。お店の味をそのままテイクアウトできるとあって、子供から大人まで幅広い人気を得ました。

■スイーツブーム到来で冷却?

 台湾のチェーン店は、日本での認知度をはかりながら進出してきましたが、21世紀に入ると、日本には高品質のコーヒーブームが到来。スターバックスやコメダ珈琲、ブルーボトルコーヒーなど有名店に長蛇の列ができていきました。

 また、1990年代はナタ・デ・ココパンナコッタカヌレベルギーワッフルなどのスイーツが流行った時代。スイーツブームは2000年を過ぎても、マカロン生キャラメルパンケーキポップコーンなど、その勢いはとどまることを知りません。コンビニやファミリーレストランなどでも定番メニューとなり、タピオカドリンクはこの20年近くそうした勢いに押されていたと言えそうです。

■本場が牽引する「スイーツ」

 タピオカドリンクが再ブームを迎えるきっかけとなったのは、台湾の有名店が相次いで都心部に進出してきたこと。2013年にタピオカミルクティー発祥の店といわれる「春水堂」(チュンスイタン)が東京・代官山に海外初進出。その後も米国やアジアなどで展開する「Gong cha」(ゴンチャ)や「CoCo都可」(ココトカ)などの有名店が続々と日本に出店し、若い女性を中心にジワリと浸透したのです。今や日本のスイーツは台湾の流行が牽引しているといえます。

■自分好みの味にアレンジできる

 どの店のタピオカドリンクも基本はミルクティーに入ったものが定番ですが、今はトッピングの種類も豊富になっています。また、「甘さ」「氷の量」も自分の好みに応じて変えることができる点も女性に好まれており、かわいい入れ物が「インスタ映え」するのも好評の理由でしょう。

■おススメの5店はここだ!

「THE ALLEY」表参道店は明治神宮前駅そばにある

■「THE ALLEY LUJIAOXIANG」(ジ アレイルージャオシャン)表参道店
住所:東京都渋谷区神宮前6-6-6
営業時間10時~22時
定休日:不定休

 2017年8月にオープンした1号店「表参道店」は、「ロイヤルNo.9タピオカミルクティー」が人気。「ディリオカ」=THE ALLEY特製タピオカは噛み応え十分で、甘すぎないドリンクと絶妙なハーモニーを演出しています。

「Gong cha」原宿表参道店は若者でにぎわっている

■「Gong cha(ゴンチャ)」原宿表参道店
住所:東京都渋谷区神宮前6-6-2
営業時間:月~木11時~21時30分、金11時~22時、土日祝10時~22時

 台湾第二の都市・高雄で2006年に誕生した「Gong cha」は、パール(タピオカ)とミルクティーを合わせた「ミルクティー+パール」が自慢。大粒でモチモチとした食感のタピオカは黒い真珠のように見えます。

「CoCo都可」原宿店はJR原宿駅のすぐそば

■「CoCo都可(ココトカ)」原宿店
住所:東京都渋谷区神宮前1-13-21
営業時間:平日10時~21時、土日祝10時~21時
定休日:なし

 世界に3000店舗以上展開されている「CoCo都可」は、2017年2月に東京・渋谷に1号店をオープン。2018年8月1日には新宿アルタ店もオープンし、勢いに乗っています。しっかりとした噛み応えのあるタピオカ入りミルクティーが人気で、10月1日からは冬季限定で「タピオカほうじ茶ミルクティー」も販売するとのこと。

「Bull Pulu」は吉祥寺にも進出した

■「Bull Pulu(ブルプル)」吉祥寺店
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-4-15ホワイトハウスビル1F
営業時間:10時~21時

 台湾から専門店が相次いで日本に進出する中、日本生まれのブランドとなったのが「Bull Pulu」です。2012年に東京・亀有に1号店を設け、60種類を超えるタピオカドリンクを提供。定番の「タピオカミルクティー」には大粒のタピオカがしっかりと自己主張しています。2018年8月にオープンした吉祥寺店は休日になると、長蛇の列ができることもあります。

「彩茶房」は新しい台湾茶カフェブランド

■「彩茶房(さいさぼう)」キラリナ京王吉祥寺店
住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町2-1-25キラリナ京王吉祥寺B1F
営業時間:10時~21時
定休日:キラリナ京王吉祥寺店に準ずる

 「彩茶房」は世界に650店舗以上を展開する『happylemon』と京王グループが展開する新しい台湾茶カフェブランドで、台湾・阿里山の清らかな自然に育まれた茶葉を使用。モチモチのタピオカとまろやかなミルクティーを絶妙に合わせた「タピオカミルクティー」は最も人気が高いです。

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言論ドットコム編集部

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