決済

 「paypay」決済は、トップ画面に表記されているコードをお店の機械でスキャン、もしくはこちらが店舗側のQRコードを読み取るだけで会計。ここは「WeChatPay」と変わらずストレスゼロ。

 ただ、「WeChatPay」は会計手続き後、決済終了画面がトップ画面に出てくるので、それを見せて「はい、払いましたよ」。相手がそれを見て、「受け取りましたよ」という双方の確認作業的なことが行われています(声に出すわけではないが、習慣的にそういう動作を行う)。

 しかし、「paypay」は、その場ではなにも具体的な表記がなく、ユーザーは決済ができたのか分かりにくいのが正直なところ。

 直近の利用履歴としてトップ画面に後ほど表示される、もしくは、すぐ確認するなら「全て見る」を押せばすぐ確認できるものの、ここも若干面倒と感じました(「WeChatPay」に慣れているから気になるだけなのかもですが)。


■使用可能な店舗

 使えるお店はまだまだ少なく、大々的なキャンペーンでユーザーも店舗も増やしていこうという段階。現時点でもコンビニで使えるのは便利だなと思います。

 今回、大阪でGPSを使って現在地の近くにある「paypay」利用可能店が地図で見られる機能は便利であったが、しかし、今はまだまだ都市部の大手ドラッグストアや家電店、居酒屋チェーンがメインで、例えば地方では還元ポイント持っていてもコンビニくらいでしか使いようがないということになりそうです。

 還元ポイントがあっても、それを使えるレストラン、美容室を自分で探すみたいなことをしないといけなくなる。しかも、そのポイントを使うために残りは現金で払うのか、そのポイント使うためにクレジットカードに繋げてない人はわざわざチャージするのか、など色々考えました。

 とは言っても「alipay」が始まる頃も最初は「こんな決済のやり方、誰がするんだ」と皆が思っていましたし、「WeChatPay」だって色んな不具合がありながらも気がつけば、このシステムなしでは成り立たない世界になってしまいました。

 今ではタクシー乗る、コンビニで買い物する。なんてというのは当然ながらレストランでみんなで割り勘、仕事で離れている相手業者に前金、追加の費用を払うなんてことは当然のことながら、お年玉をあげる、旅行先で彼氏、親にお金を送ってもらう、友達にブランド品を代わりに買って来てもらう。

 出前アプリで先に支払って届けてもらう、シェアサイクルに乗る。電気、ガスの支払いもその場で払ってチャージ。

屋台の肉まん、小学校のバザーも「WeChatPay」。

 冗談ではなく、1カ月で現金を触ることが数回あるか無いかの世界になってしまい、コンビニで現金で支払いをしたら「お釣りがないよ」って普通に言われたりすることも。それくらい全ての場所での全ての行動に対し紐づいています。

■キャンペーン、還元ポイント

 20%バックで家電量販店のポイントカードと併用して大きなポイントバックを求めて行列、しかもネットで上がっているように高額商品の全額返し当たったというのも、とても魅力的なやり方かと思います。

 このようなお得なキャンペーンでユーザーを大量に短期間で獲得する方法は

 中国企業でもよくあるパターンです。「alipay」「WeChatPay」の際も色んなキャンペーンがありました。

 しかし、中国との一番大きな違いはキャンペーンで戻ってきた金額は本当の現金としてアカウントに戻ってくるので、極端な話、現金に戻せました。

 「paypayは、還元された分は自分でしか使えない。感覚的にはビッグカメラのポイントやマイレージ、「T-POINT」みたいだと思いました。

 「paypay」にも友達に送金する機能もありましたが、還元ポイントはボーナスポイントという名称で 通常のポイントとは分けられる友達には送金できません。

 ここも仕方がないのですが、どうしても マイレージや「T-POINT」のように感じてしまう一因でもあります。

 どうしても「WeChat=現金」というのと比べ、今の段階では「paypay=ポイント」。現金に近いという感覚で言えば、

 ビッグカメラのポイント、マイレージ、T-POINT

<paypay

<Suica、Icoca

<WeChat、alipay

 「paypay」と「Suica」「WeChatPay」の間の現金化の違い、そこを感じさせてしまう部分、これが仕方がないけど凄く大きいかと。

■送金、割り勘のルール

 先ほども書いたように、別の人に送金する事が可能なのはチャージした分のみ。

 わざわざ 自分のチャージしたお金(ポイント)を相手に送るというシチュエーションが現時点ではピンときません(自分がキャンペーン枠使い切って家族にポイント還元高い場所で 物を買ってもらうために送るとか)。

「割り勘」機能もありますが、わざわざ「paypay」で割り勘する状況って? 

 今であればポイント還元がつくからというのでしょう。ここはやっていないので分からないのですが、例えば割勘で使うシチェーションでもポイント還元は割勘した人たちに均等に払われるのでしょうか?

 セコいかもしれないですが、そもそも割り勘して自分が払った際に逆に「こいつポイント持って行きやがった!」って思われるのは嫌ですね(笑

■まとめ

 爆発的に普及してどこでも使えるとなるか、現状のチャージ分は送金可能ボーナス分は自分で使うのみ、という中であれば、わざわざ現金をどんどんチャージしてという使われ方は難しいのかなと感じます。

 となると クレジットカードに結びつけて、その都度使ってポイント貯めるという感覚の使い方になるのでしょうが、そうなると結局はANAカードでマイル貯める、楽天カードで楽天ポイント貯める、みたいな立ち位置で大きなポイントバックがあるので使う、また従来のクレジットカードと併用することで更にお得だから-のような使われ方になるのでは。

 割り勘や送金なども 皆が当たり前のように使っているとなれば、本当に便利な機能ですし、全国どこでも使える(特に地方)ようになり、更に海外でも使える、何でも「paypay」でできるみたいなキャッシュレス化が進んでいってくれればなと個人的にはとても期待をしています。

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ブランドPRプランナー兼美容家 柳瀬真弓

ブランドPRプランナー兼美容家 柳瀬真弓

Reflections generaloffice代表取締役、北京当代行云文化传媒有限公司代表。中国在住13年。中国の業界最前線で培った人脈とコミュニケーション力で「旬」を捉え、響く女性目線のアジアプロモーションを数多く手がける。中国の著名人、業界人の顧客を抱える美容中医師としても活躍。現地の先端ニーズを的確に捉えるため、北京・上海に自社プレスルームを構える。
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