超高齢社会の到来により、いま「介護」の重要性にあらためて注目が集まっています。厚生労働省の平成28年「国民生活基礎調査」を見てみましょう。介護が必要となった主な原因を要介護度別にみると、要支援者は「関節疾患」が17.2%で最も多く、次いで「高齢による衰弱」が16.2%を占めています。要介護者では「認知症」が24.8%、次は「脳血管疾患(脳卒中)」(18.4%)が多くなっています。

 弊社の例をご紹介いたします。弊社には、ご家族の方が代理で電話をされるケースは少なくありません。あくまでも総合的なワードになりますが、「毎月の定期便で送って下さい。母は一人で動くのが億劫なのでコンビニ払いではなく、必ず代金引換でお願いします」といったことがあります。元気だけど「膝が痛い」を毎日言うようになった。そして、大好きな散歩をする回数が減っていき、ついには寝たきりになった…。

 冒頭の調査結果は、現代社会に生じている「悩み」を表しているといえるでしょう。はじめは、膝の痛みを感じただけだったはずが、次第に日常生活の何気ない動作が億劫になり、動いていなくても痛みを感じるように。そして、気持ちも落ち込むようになる。擦り減った軟骨を元に戻すのは不可能ではないにしろ、年々その確率は低下していきます。過体重の方の場合は特に注意が必要で、痛くなる前にその先を考えた食生活と運動が必要になります。

 平成27年現在、65歳以上の高齢者のいる世帯数は2372万4000世帯。全世帯の47.1%を占めます。そのうち、高齢者の単独世帯は624万世帯。夫婦のみの世帯数を合算すると、1371万世帯です。相談したくても、単独世帯では難しく、夫婦世帯でも問いかけに答えられないような状況では、その悩みを誰にも話さなくなってしまうのかもしれません。

 「こころのケア」も必要になってきます。厚労省のホームページには「こころの健康相談統一ダイヤル」が設けられ、都道府県によって時間はまちまちですが、随時受付がされています。こういった情報も知られていないケースが沢山あるのではないでしょうか。

 また、高齢者だけではなく50歳代でも、ふと膝の痛みを感じるときがあります。「放っておけば痛みは消えるだろう」。実際に放っておいて痛みが消えるケースも聞きます。しかし、それが再発し、痛みがある期間が長くなり、「放っておけば治る」はずだったものが、ついには動けなくなるまで進行する場合があります。

 こうした場合、痛みの原因を探ることが大切になります。食生活や過体重ならば、専門医に相談することで良い方向に向かう場合もありますが、意外に見落としがちなのは「居住空間」の悪影響によるものです。

 たとえば、日頃使っている台所、風呂、階段、テーブル、椅子、ベッド、布 団、 そして電磁波。電磁波の影響は大きいと聞きます。最近では、スマホの長時間使用による「眼精疲労」や首が前傾姿勢で起こる「ストレートネック」など、年齢に関係なく悪影響を及ぼします。痛みだけではなく、鬱の症状まで引き起こす場合があるともいわれることがあります。

 医療機関で治療しても再発をするようならば、「居住空間」を見直し、原因の深堀をすることが重要でしょう。最後まで自分の足で歩けるようにするためには、自分一人だけではなく、歩けるうちに「相談」する。決して抱え込まずに、話を打ち明けることから始めることが重要になってきます。

ふしぶしアミノ酸200

The following two tabs change content below.
インマイライフ 小杉雅巳
株式会社インマイライフ代表取締役。システムエンジニアとして健康保険組合、POSレジシステム、昇降機電算システムなどのシステムを開発。オラクルマスターを取得し、健康食品会社の基幹システムを引き受け、株式会社インマイライフに入社。基幹システムだけではなく、媒体戦略に特化したスクリーニングを持ちいり、新聞折込媒体反響を伸ばした。